乱れた食生活と運動不足

肥満の直接的な原因は「乱れた食生活」と「運動不足」です。そのため、変えられない体質であるからといって、痩せられないわけではありません。
体についた1gの脂肪を落とすのに7kcalの消費が必要だと言われていて、1キロ減量するためには、単純計算で7000kcal消費しなければいけません。

これは運動だけだと厳しくても、食事制限を同時に行えば可能なレベルです。1週間で落とせる体重は、だいたい痩せ型の人で約1kg、太っている人だと3kg程度。あまりにも過度なダイエットメニューに取り組んでしまうと、ストレスや体調不良につながる可能性が高いため、おおよそこのぐらいが健康的に痩せられる範囲です。
昨今の食文化は肉類が中心の欧米型の食生活に変化していて、脂肪や砂糖、果糖が多い欧米型の食生活を送ると、糖尿病リスクが高まると同時にがんの発症しやすくなると言われていますので、この点も十分に認識する必要があります。

さて、体重を減らそうと思い立った時、まず直面するのが食事の問題です。健康的なダイエットを達成するためには、適度な運動と共に食事面からの改善が重要です。極端な食事制限は健康を害するだけでなく、リバウンドの原因となって結局太ってしまったり、ストレス原になって精神に悪影響をきたすことになります。
体重を落とし、かつ健康になって豊かな心を手に入れるためには、ダイエットをサプリメント等に頼らず食生活を改善するところから始めましょう。ダイエットをする上で食事に気を使う事は大切です。まず野菜は、低カロリーでビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富で、食物繊維も多く含んでいます。

サラダは体を冷やしてしまうこともありますので、生で食べるよりも、温野菜を中心にて食べましょう。スーパーなどでドレッシングを選ぶ時は、ノンオイルのものを使いましょう。油分を控えて手作りのドレッシングを作ることもおすすめです。油脂成分控えることで体重を減らそうと肉類や魚類を完全に断つ人もいますが、栄養面でもよくない上に健康を損なうことにもなりかねません。
肉や魚には豊富なタンパク質が含まれており、筋肉を作るに当たりタンパク質は必須です。筋肉をつけることにより基礎代謝が上がり痩せやすい体にもなります。青魚の脂には血液をサラサラにする効果のあるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、魚介類は貴重なタンパク原です。
ダイエット中でもバランスの取れた食事を取る事も大切です。油を使わない調理法を工夫することも大事です。蒸し料理や電子レンジなどでの加熱調理、煮物などを作ることで摂取する油の量を減らすことができます。炒め物の時などに油の使用量を控えるために、専用のグッズで油を噴霧する方法もあります。
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